ある雑誌編集者 と 弊社小川との対談内容(第1回)です
− サーボ機器の利用・応用について −

―― サーボ機器の利用・応用について ――
編集者 話題を変えまして、サーボ機器の利用・応用といった観点からの話をして頂けますか
小川
わかりました
編集者
この話は、各論に入った場合、関係ない方から見ると、全く興味がわかない話しになりますので、万人向けな、概論的なところから初めてください。
小川 わかりました。

今回の話は、どんな時にサーボシリンダを使用したら良いのか? その1 として順不同ですが、5つの提案をさせていただきます。

(1)生産ラインの信頼性

(2)「段取り替え」、「少量多品種」

(3)1つの工程内での速度可変

(4)クリーン環境の実現

(5)低推力搬送機械の実現

簡単にお話しをしますが、お許しを下さい

編集者 わかりました。

毎回申し上げて恐縮ですが、わかりやすく、話してください。

小川 出来るだけ御期待にそえるよう努力します。

具体的なケースを上げて説明します。先ず初めに

(1)生産ラインの信頼性

生産ラインが良く停止する、何とか停止回数を減らしたい。
出来ればメンテナンス・フリーにしたい

  2年程度稼動した空圧ラインで、頻繁に発生する課題
― ドレインの処理・清掃に関連した問題

空圧をやめて、電動化すれば 解決可能な問題です。

これは会社のトップが号令一過 トップダウンでやらせるか
ラインが深刻な問題をかかえているか?

余程のことがないと実施はむずかしいと思います。

編集者 実施に当たり注意点は何かありますか?
小川 外部ガイドを設ける必要が発生した場合 平行度ズレの問題が必ず発生いたしますので、この点だけを注意して変更ください。

注意点は弊社ホームページの技術資料をご参照ください。

編集者 次のテーマですが、空圧を使用して 多種類のストッパーを用意して、多点停止させ、「段取り変更」を行っているラインを「少量多品種」対応に変更ですね
小川 「段取り変更」間隔が長い場合は問題ないですが、「少量多品種」対応に変更される場合は電動化で、即、解決します。

サーボ機器は、多点停止は得意中の得意です。
16ポイントまでは接点信号(4つのスイッチ)で、簡単に、指令が可能です。
それ以上の場合は「シリアル」で対応してください。

弊社では、シーケンサーのシリアル通信用プログラムを用意して、無償提供させていただいております。(三菱・オムロン・キーエンス・その他)

次回に続きます・・・