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1 走行軸のズレによる破損 (外部ガイド と シリンダ内部走行軸間 の 平行度ズレ)
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空圧シリンダ は 一般的に 内部ガイドを持たない構造 になっています
従って、「目けんとう」 程度の平行度出しで 外部ガイドを設置 しても
特に問題になることはありません。
それに対して、電動シリンダ は 内部にガイド機構を持っている ために、
外部ガイドを設ける場合 「目けんとう」 で設置すると、走行軸の平行度ズレ が
問題 となることがあります。
また、その 平行度ズレ は 1mm〜数mm 程度 発生する場合があります。 |
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電動シリンダ で |
(1) |
ロッドタイプの場合、走行軸の平行度ズレ を 0.1 mm 以下 に調整する |
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ロッドレスタイプの場合、走行軸の平行度ズレ を 0.02 mm 以下 に調整する |
(2) |
フリージョイント を使用して 平行度ズレをキャンセル |
などの対策をする必要があります。 |
この 走行軸の平行度ズレ の 検証方法 については こちら をご覧下さい。 |
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フリージョイント についても、不用意に使用すると問題を起こします。 |
以下の事を考慮してご使用して下さい。 |
1. |
ジョイントの構造 : 出来れば 「摩擦タイプ」ではなく「転がりタイプ」 を推奨
摩擦タイプ は、軸補正の時「スティック・スリップ現象」を伴います。 |
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2. |
ジョイントの許容軸補正量 : ジョイントを使用する前に、軸ズレ量を1mm (機種により2mm)以内に抑えて下さい。 |
これらに、注意して頂ければ 「 問題は完全にクリアー出来ます 」 。 |
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